2019.10.02
関連企画
イラナ・ハルペリン:ロックサイクル(ヤマグチ)− 山口とスコットランドをつなぐ領域横断プロジェクト
自然科学×現代美術 リサーチとアウトリーチによる
「イラナ・ハルペリン:ロックサイクル(ヤマグチ)− 山口とスコットランドをつなぐ領域横断プロジェクト」
2019年2月に続きイラナ・ハルペリン氏(ニューヨーク生まれ、グラスゴー在住)を再度招聘し、アート(芸術)とサイエンス(科学)に関するシンポジウムを開催致します。あわせて美祢市内3カ所でイラナ氏の作品展示を行います。
本活動は科学と芸術の領域にまたがるプロジェクト「ロックサイクル(ヤマグチ)」の一部です。これは岩石が深い地質の時間のなかでどう変化・変質していくのかを示す「岩石の循環と相関図(ロックサイクル)」に着想を得ており、第1章「生命 - 活動」、第2章「堆積岩 - 蓄積/石化」、第3章 「変成岩 - 変化」の3章構成です。今回の活動は第2章に当たり、2018年の秋吉台国際芸術村でのフェローシップや、今年2月のリサーチ・アウトリーチ活動の成果発表となります。美祢市立秋吉台科学博物館におけるアーティストや専門家を交えたシンポジウムの開催とともに、美祢市立秋吉台科学博物館、秋吉台国際芸術村、Mine秋吉台ジオパークセンター「カルスター」の3カ所で山口に特有な素材を用いて制作した美術作品を発表します。
これにより日本地質百選にも選定されたカルスト台地「秋吉台」や日本最大規模の鍾乳洞「秋芳洞」をはじめとする山口の地質学的重要性を再発見するとともに、それらがいかに地域の日常生活や文化と深く関係し合っているのかということを現代美術の詩的な目線から浮かび上がらせます。自然科学と現代美術、日本とスコットランド、言語や文化の違い・境界を超え、様々な領域や背景を持つ人々と密に関わり合いながら議論を深め、それを未来に向けて国内外に広く発信・共有していくことを目的としています。
*「ロックサイクル(ヤマグチ)」は「英国における日本文化季間」の認定事業、ならびに日英交流年「UK in JAPAN 2019-20」の参加イベントです。
シンポジウム・ワークショップ
2019年10月13日(日)13:30~16:10、参加無料
会場:美祢市立秋吉台科学博物館 講座室(ワークショップ:秋吉台カルスト台地にて)
・イラナ・ハルペリンによるアーティストトーク
・田中 和広(山口大学 理事・副学長)による講演「地質学と芸術:木部谷温泉との関わり」
・鈴木 啓二朗(アーティスト)による「カルスト:フィールド・ワークショップ」。秋吉台カルスト台地の自然資源や美祢市の文化資源などから着想を得て、環境や文化理解に関わる簡単な課題を協力して実施するクリエイティヴなワークショップ。
展覧会(山口)
会場1:美祢市立秋吉台科学博物館
〒754-0511 美祢市秋芳町秋吉1237-938
2019年10月12日(土)- 11月4日(月・祝)
9am-5pm 月曜休み(月曜が祝日の場合は翌火曜休み)
会場2:秋吉台国際芸術村 ギャラリースペース
〒754-0511 美祢市秋芳町秋吉50番地
2019年10月12日(土)- 10月20日(日)
9am-5pm 無休
〒754-0511 美祢市秋芳町秋吉11237-862
2019年10月12日(土)- 10月20日(日)
9am-5pm 無休
展覧会(スコットランド・予定)
2020/2021年、ピア・アーツ・センター(オークニー)に