2016.08.24

レクチャー

防府市の心に残るけしきを集める みずいろベンチ

コレクティヴ:EAS_Y Vol.02
地域と語る:資源 x 探求 x 記録 x 集合
ゲスト・レクチャー・シリーズ

【市民目線の景観調査】

防府市内に
好きだなと思うけしきを知っている人
教えて頂けませんか?

【みずいろベンチの制作】

参加希望者は不要になった椅子やベンチをご持参下さい。
ペンキを塗って雨ざらしにして良いものに限ります。
もちろん、持参する椅子やベンチが無くても参加出来ます。

みずいろベンチは、
眺める価値のあるけしきが
そこにある事を示し、
誰もがそれを体験できる装置です。

「ここから見るけしきが好きだ」
とあなたが言った場所に
みずいろベンチを置いてみましょう。

あなたの好きなけしきが
みんなの好きなけしきに
なるかもしれません。


コレクティヴ:EAS_Y Vol.02
地域と語る:資源 x 探求 x 記録 x 集合
ゲスト・レクチャー・シリーズ

コレクティヴ:EAS_Y Vol.02とは山口県で実施される文化庁委託事業の新進芸術家育成事業です。山口県立大学や近隣大学と連携し、山口大学教育学部美術教育教室中野良寿研究室(N3 ART Lab)を事務局として、美術教育および美術作家育成に焦点をあて、山口の持つ多種多様な地域文化を、大学・施設・芸術団体等、山口にある資源を総合的に活用し実施する事業です。本企画はゲスト・レクチャー・シリーズの一環として、国内外の講師をお招きし、美術や地域資源に関わる様々な見解を広くご紹介するプログラムです。今回はゲスト・レクチャー・シリーズのフィールドワーク講師として愛知県立芸術大学の水津功教授をお招きし、「防府市の心に残るけしきを集めるみずいろベンチ」プロジェクトを実施いたします。ぜひ、ご参加ください。


2016年 9月11日(日)10:00 am 〜16:00 pm

持ち寄った椅子やベンチにペンキを塗ります。皆さんのいいなと思うけしきを教えてください。
実際にベンチを持ってけしきを確認し、ベンチ設置候補を決めます。

ベンチをおく為の許可手続きが完了したら、いよいよベンチの設置です。設置期間は約1ヶ月。

2016年 10月13日(木)〜11月13日(日)

みずいろベンチが設置されています。ぜひ、一度、座って市民目線の心に残るけしきを楽しみ感想を教えてください。
設置場所は以下のリンクから確認できます。

http://arcg.is/2dDqCpl (山口県立大学倉田研治研究室GIS地理情報システムより)

2016年 11月13日(日)10:00 am 〜16:00 pm

実際にベンチに座ってみて、市民の皆さんの評価はどうだったでしょうか?
備え付けのノートに書かれた反響を見てみましょう。

mizuiro

写真は2012年に愛知県碧南市で行なったみずいろベンチです。
最初は市民が評価する景観を発見し共有する為の実験でした。
景観とは、そこで生活する住民が永い時間をかけて淘汰したものであり、
住民が何を評価し、何を許容し、何を許さなかったか、その感受性の差が
都市毎の景観の差を生み出していると私たちは考えています。
この無自覚に共有された地域固有の感受性を明らかにすることが、みずいろベンチの目的なのです。

愛知県立芸術大学 水津功


【講師】

suizu

水津功 (すいづ いさお) Isao Suizu

愛知県立芸術大学デザイン・工芸課デザイン専攻教授。宇部市出身。東京芸術大学大学院修了後、大手企業で設計事務に従事した後、デザインスタジオwatermarkdesignを設立と同時に愛知県立芸術大学で教鞭をとる。瀬戸内国際芸術祭では古い民家をアートサイトに再生させた“MEGIHOUSE”をデザイン。景観に関する地方自治体との恊働経験も多い。現在は、自然と人口、過去と現在など、異なる要素間で互いを高め合うようなデザインや手法に関心を持つ。

【申し込み】

山口大学教育学部美術教育教室 中野良寿研究室
〒753-8513 山口県山口市吉田1677-1
Cell. 090-9003-6944 Fax. 083-933-5366
Mail. nakano-y@yamaguchi-u.ac.jp
Website. n3-art-lab.com/collective02/

【集合場所】

〒747-0029 山口県防府市松崎町12-17
(旧防府天満宮第二花神子調度館)
cell 090-9003-6944
email nakano-y@yamaguchi-u.ac.jp
hp www.n3-art-lab.com

文化庁委託事業「平成28年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
<大学連携による地域文化の特色を活かした若手芸術家の育成 2016>
[主催]文化庁、山口大学 [制作]山口大学
[共催]山口県立大学、山口芸術短期大学
[協力]防府天満宮、愛知県立芸術大学水津功研究室、N3 ART Lab
[後援]山口現代藝術研究所(YICA)