2016.12.28
展覧会
コレクティヴ:EAS_Y Vol.02 地域と語る:資源 x 探求 x 記録 x 集合 【成果展覧会】EXHIBITION
コレクティヴ:EAS_Y Vol.02
地域と語る:資源 x 探求 x 記録 x 集合
【成果展覧会】EXHIBITION
COLLECTIVE:EAS_Y Vol.02
Conversation with the locality : Resource x Research x Documentation x Collective
澤登恭子 x 吉田朱里 / 原井輝明 x the temporary space / 松尾宗慶 x 臼杵万理実 / ノーヴァヤ・リューストラ x 森下嘉昭
コレクティヴ:EAS_Y Vol.02
地域と語る:資源 x 探求 x 記録 x 集合
コレクティヴ:EAS_Y Vol.02とは山口県で実施される文化庁委託事業の新進芸術家育成事業です。山口県立大学や山口芸術短期大学と連携し、山口大学教育学部美術教育教室中野良寿研究室(N3 ART Lab)を事務局として、美術教育および美術作家育成に焦点をあて、山口の持つ多種多様な地域資源や文化資源を総合的かつ集合的に探求、記録、活用、そして、発表する事業です。
文化庁委託事業「平成28年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
<大学連携による地域文化の特色を活かした若手芸術家の育成 2016>
[主催]文化庁、山口大学 [制作]山口大学
[共催]山口県立大学、山口芸術短期大学
[協力]防府天満宮、N3 ART Lab
[後援]防府市教育委員会、特定非営利活動法人山口現代芸術研究所(YICA)
【成果展覧会】EXHIBITION
会期 :2017年1月22日(SUN)~29日(SUN) 11:00 am - 5:00 pm
※英雲荘のみ通常開場時間は 9:30 am - 4:30 pm 及び 1月23日(月)休館 (入場料:大人300円、小中学生150
円)
国内外から招聘した講師によるレクチャー、地元の地域資源の探求、アーティストの共同制作などから得られた成果を、「コレクティヴ:EAS_Y Vol.02 成果展覧会」として発表します。
【プログラム】PROGRAM
【アーティスト・トーク・ツアー】
1月22日(日) 2:00 pm – 5:00 pm
[ 集合場所 ] 英雲荘
[ 順序 ] 英雲荘 → 錦湯 → N3 ART Lab → 防府天満宮 大専坊
*各グループ展示について20~30分ほど、展示アーティストによる作品解説を行います。
各会場の移動は徒歩、または、車移動になります。英雲荘から錦湯までは、徒歩で約30分ほどあります。
英雲荘、防府天満宮には、駐車場もあります。混み合う可能性もありますので、乗り合いにご協力ください。
[ 澤登恭子 / Kyoko SAWANOBORI ]
東京都港区生まれ 2000年 東京藝術大学大学院美術研究科壁画研究室修了。2000年「Honey,Beauty and Tasty」で、ロンドンのバービカンアートセンターを皮切りに欧州各地でパフォーマンスツアーに参加。以降、女性性を主なテーマに大山崎山荘美術館、広島現代美術館などで映像、インスタレーションの作品を数々生み出し国内外で発表。`16年には山なみ芸術祭にも参加している。
[ 吉田朱里 / Akari YOSHIDA ]
1990年生まれ。山口芸術短期大学デザインアート学科卒業。同大学専攻科 陶芸専攻卒業。防府市を拠点に活動中。平面、立体と制作手法は様々だが、女性として社会とつながる事をテーマに、制作に取り組む。
[ プロジェクト・アイデア ]
今回防府天満宮という特殊な場所で展覧会をするにあたり、私達は讒訴により左遷された道真が、歌に読むほどに自分の庭の梅の木を愛しており、その梅も彼を慕って一晩で太宰府へ飛んだという飛梅伝説に目を向けました。梅を慕う道真と、主人を追う梅の木との切なく強い思いを、神社という神聖な場所空間を生かし表現できたらと考えています。
[ キーワード ]
防府天満宮・菅原道真・飛梅・雷(道真の怒り・呪い)
防府天満宮 大専坊
〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1
http://www.hofutenmangu.or.jp/
【開場時間】 11:00 am - 5:00 pm
【入場】 無料
【国内外講師関連資料展示】
[ 水津功 / Isao SUIZU ]
(愛知県立芸術大学デザイン・工芸課デザイン専攻教授)
防府市の思い出に残る景色を探求するプロジェクト『みずいろベンチ』のベンチや資料など。
[ 池田修 / Osamu IKEDA ]
(BankART 1929 代表)
『続・朝鮮通信使』に関する資料や BankART1929に関する資料や書籍など。
[ 西川勝人 / Katsuhito NISHIKAWA ]
(ドイツ在住アーティスト、ハンブルク美術大学名誉教授)
西川勝人さんのレクチャーやリサーチ関連資料。
[ ジュマアディ / Jumaadi ]
(インドネシア出身オーストラリア在住 現代美術作家)
ジュマアディさんによる『追放された者 (the Exile)』関連の作品、記録映像など。
【寄稿文公開】
[ ニール・ギレスピー / Neil Gillespie ]
(建築士、Director at Reiach and Hall Architects、エジンバラ、スコットランド)
スコットランドのマギーズセンター(がんケアセンター)を手がけたニール・ギレスピーさんが
以前に山口を訪れた際の体験や取り組まれてきた建築に関する寄稿文の公開。
N3 ART Lab
〒747-0029 山口県防府市松崎町12-17
(旧防府天満宮第二花神子調度館)
www.n3-art-lab.com
【開場時間】 11:00 am - 5:00 pm
【入場】 無料
[ 原井輝明 / Teruaki HARAI ]
1965年宇部市生まれ。1994年東京藝術大学大学院博士課程後期単位取得後退学。1996年よりアトリエを地元宇部に移す。油彩画を中心とした作品を発表する傍ら、2004年より活動団体FCAを主宰し、地元商店街でシャッター壁画プロジェクト、2015年には駅舎アートプロジェクトを展開。
[ the temporary space ]
the temporary spaceは、得意な能力や技術を持ち寄る不特定多数で構成され、その構成は主題に合わせて変化し、一時的にしか存在しない情況や経験の創出を目的としている。活動の主軸にはコラボレーションのアイデアがあり、1人では作り出せないものの創出や共有を通して、生活や芸術の再分析と新しい解釈を深め、新しい価値観の創出や提案を試みる。
[ プロジェクト・アイデア ]
姥捨山に捨てられる母親を隠して同居を続けた息子を見習い、老人達の知恵を集めた展示。コラボレーションのプロジェクトは、地元に根付いた長年伝わる知恵を次の世代へと引き継ぐための架け橋になることを願ったプロジェクトです。
【キーワード】
おばあちゃん、高齢者、知恵、教育
錦湯
〒747-0033 山口県防府市上天神町3-45
【開場時間】 11:00 am - 5:00 pm
【入場】 無料
[ 松尾宗慶 / Soukei MATSUO ]
1965年生まれ。多摩美術大学美術学部芸術学科卒。山口市在住。芸術と寓話をテーマに国内外で様々なアートプロジェクトを実施している。2003年より山口市の国宝瑠璃光寺五重塔を青く(瑠璃色に)光輝かせる「青い殿様プロジェクト」を展開し、現在も継続中。パフォーマンスを中心とした活動としては、黄金の茶室を擬人化した「黄金の茶人プロジェクト」(2001~)等がある。
[ 臼杵万理実 / Marimi USUKI ]
1986年生まれ。山口県立大学 環境デザイン学科卒業。山口大学大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻美術教育専修卒業。主に絵画作品を制作しており、女の子が登場する絵画を多く描いている。山口市を拠点に作品制作をし、県内外の展覧会やイベントで発表している。
[ プロジェクト・アイデア ]
わたしたちは、アーティストと地域という観点から、地域におけるアートの可能性を考察するというコンセプトのもと、コラボレーションプロジェクトをおこないます。ここでいう地域とは、アーティストが日々生活する場のことで、それぞれの視点でART FOR LIFE というテーマにもとづく展示をおこないます。
【キーワード】
アーティスト、ライフ、地域
[ ノーヴァヤ・リューストラ / Novaia Liustra ]
ノーヴァヤ・リューストラとはロシア語で「新しいシャンデリア」の意。2002年に美術家の中野良寿と音楽学者の安原雅之によって結成されたアートユニット。インスタレーションを中心にしたビジュアルアート、ノイズミュージックのライブなどを行う。韓国での釜山ビエンナーレ(2004)やカナダのケローナ・アート・ギャラリー(2006)、秋吉台国際芸術村でのネオトピア(2010)など内外で作品を発表。生態系における知覚の問題、素材のリサイクルやコミニュにケーション、人が汚染した環境の浄化などをテーマにした作品を発表している。
[ 森下嘉昭 / Yoshiaki MORISHITA ]
1979年山口県生まれ。学生時代より山口県を中心に絵画制作を続けている。最近作では具象的なイメージを用いて、絵の具を重ねた「物質としての厚みを持った線」でのドローイングに取り組みながら、優しくて弱くない表現を模索している。これらの作品群は、「自分が本当に表現したいことと違う側面を使用して社会とつながることの問題」を内包し た表現でもある。
[ プロジェクト・アイデア ]
今回の展示では衣類のリサイクル作品や毛利氏の家紋をモチーフに植物の生態系の観察から発展させた図案、あるいはそのプロセスの作品化を行う予定です。
【キーワード】
植物、生態系、毛利氏、さげもん、パターン
英雲荘
〒747-0819 山口県防府市お茶屋町10番21号
【開場時間】 09:30 am - 4:30 pm
【定休日】月曜日(1月23日 休館)
【入場】 大人300円(団体240円)小中学生150円(団体120円)※団体料金は20人以上
お問い合わせ
山口大学教育学部美術教育教室 中野良寿研究室
〒753-8513 山口県山口市吉田1677-1
Cell: 090-9003-6944 Fax. 083-933-5366
Mail: nakano-y@yamaguchi-u.ac.jp
Website: n3-art-lab.com/collective02/